夏礼賛

毎日うんざりするほど暑い。ただ、身体の方は案外適応してきたようで、汗をダラダラかきながら、顔をテカテカにしながら、なんとかやり過ごせるようになってきた。突然の暑さに参って、エアコンを稼働した過去数日を除けば、ほとんどエアコンなしで過ごしている。暑さ対策で部屋の模様替えをしたのが良かったのか。
夏は何でも適当なくらいで良いと思う。熱帯の人々に倣って。昼寝、大いに結構。適当な服を着て、汗をかいたら、ザバザバ洗えば良い。何度も何度も。どうせ、すぐに乾く。適当ならではだ。じいじの畑では毎日「実」が成る。キュウリ、ナス、トマト、ピーマン。野菜作りの上手なお知り合いからはトウモロコシやらメロンやらいただく。それらを適当に調理して、あるいは生のまま、ジャンジャン食べれば良い。野菜や果物を大量に食べて、あとはちょっとばかり魚や肉があれば良い。冷奴、宜し。ピリ辛やら酸味やら、食がすすみそうな味付けにすれば、なお良し。台所に立つのも暑いのだから、適当が一番である。
夕方、晩ご飯はまだかとせっつくミカリンは、Eやむと早風呂に入る。風呂場から楽しげな声が聞こえる。何を笑っているのかは聞き取れないけれど、その歓声を聴きながら、鍋の中をのぞいている。晩ご飯の後は、すぐにミカリンは寝られる段取りだ。そうして、私は一人風呂。
夏礼賛。適当礼賛。だから明日の仕事は適当にこなす。

今日の晩ご飯:鶏の唐揚げ南蛮漬け・キュウリと大豆とカニカマとらっきょうのサラダ・コーンかきたま汁・ナスとピーマンの炒り煮