今年が始まった

あけましておめでとうございます。

元日に“ちっちゃいばあちゃん”の最期を看取りました。辰年8回り。大往生。10年間、ひとつ屋根の下で付かず離れず暮らしました。老いて、呆けて、動けなくなって。家族として困ったこともいっぱいあったけれど、思い返せばそれも懐かしく感じるほど。老いて朽ちる様は、私の先々ゆくところ。明日、あさってのお別れの儀、じっくり思い出を反芻して自分に照らし合わせて、あとはただただ祈ろうと思います。

高松に帰ってきました。両親とNファミリーと楽しい二夜でした。98歳のゴッドマザーにも会えました。

昨年来、ツナガルという言葉がクローズアップされているわけですが、血のつながりというものは誠に面白く。お馬の世界では〜という話はまたにいたしまして、殊に今年40歳というある種の節目を迎える私です。ファミリーツリーにおいて、私の下には娘たち、上には両親、祖母がおります。何れ娘の下にも娘だか息子だか、孫にあたる子孫が書き加えられるはずでしょう。位置取り的に、ちょうど真ん中辺りに私はおるのではないかと思うのです。だから、あっちにもこっちにもつながれますし、つながっておきたいじゃぁないですか。Eやむ家の嫁っこではありますが、全く(こんなヘンテコな私にもかかわらず寛容に受け入れてくれて)疎外感の欠片もないのですが、それでも私は他人と言えば他人なのです。他人と他人が一緒になるのが結婚で、他人がだんだん他人じゃなくなるのも本当で、他人同士が家族になるものといえばそうなんですけれども、それでも血のつながりというものはやっぱり奥深い。

。。。と思いつきだけの新春の雑感。本音のところは、もうちょっとゆっくり高松でぶらぶら滞在したかった、あとは伯母のところへ行って明石焼きを食べたい、という純粋な欲求です。

明日あさっては、多少なりとも嫁っこらしくお役に立てれば。“ちっちゃいばあちゃん”のためにも。


今日の晩ご飯:ハマチの塩焼き・大根とアラ炊き・ほうれん草のごま和え・きゃべつとじゃこの炒め物・じゃがいもとアオサの味噌汁
今日のデザート:ざびえる

Eやむはざびえるがかなり気に入ったご様子。私も好きです。洋と和のちょっとチカラワザなコラボ。