押入文庫より2

こころ (新潮文庫)今日も単純作業のお供に1冊を。夏目漱石全集を見つけて。「夢十夜」など短編は折々読みますが、本日は敢えて「こころ」を。高校生以来、と書いてみて‘生まれてから高校生になるまで’の時間と‘高校生になってから今まで’の時間がほとんど同じなのに驚きましたが。
暇つぶしのつもりで読みかけたら、お昼ご飯を食べるのを忘れそうになるくらい没頭して読んでいました。さすが新聞小説。さすが文豪。さすが元・千円札。親子、親友、家族、恋人、兄弟など人間同士のつながりにはいろいろあるのだけれど、やはり私が一番惹かれるのは夫婦という他人同士の組み合わせの場合です。「こころ」でも夫婦の機微が面白く、そして切なかったです。
しっかり読み終えて、バイトも終えて、ちょっぴりセンチメンタルな気分を引きずってウチに帰って。Eやむに引っ付いて、コーヒーとチョコ2カケのおやつをしていたら、突然、今朝ヒナッペにご飯を持たせる(毎週水曜日はご飯持参の日!)のをすっかり忘れていたことを思い出して!!ちょうど下校してきたヒナッペに「ゴメン、ご飯忘れた!」と言うと、そういうときはお友だちの弁当箱のフタを貸してもらって、ご飯を分けてもらうキマリになっているとかで、今日はそうしたとのこと。ごめんなさいよ、母はセンチメンタルじゃなく情けない気分です。

今日の晩ご飯:納豆チャーハン・ニラとシイタケのかき玉スープ・水菜のサラダ・鶏手羽元と里芋とコンニャクの煮物・じゃがいもとピーマンとコンビーフの炒め物