冷や麦における薬味と青春の反比例、私の場合。

ドリーマーズ 特別版 ~R-18ヴァージョン~ [DVD]Eやむが借りてきてくれた100円DVD。前から観たいと思っていたけれど、ついぞ私が出会うことがなかったのは‘オトナコーナー’に置いてあったからなのでした。(どこが‘オトナ’用なのか私には分かりませ〜ん。)
久しぶりに心底面白いと思った映画でした。72年生まれの90年代青春育ちの私ですが、60年代、せめて自分が生まれ落ちた頃に青春を謳歌したかったと若かりし頃など特に強く思っていました。生まれてくるのが遅すぎたと。ジミヘンが良くて、シャンゼリゼが懐かしくて、キットを思い出すような赤いベレーが可愛くて、♪ラヴミ〜プリ〜ズラブミ〜ジュスイフ〜ドゥヴ〜にグッときて、コクトー言うところのアンファンテリブルをしみじみ感じて、青春には粗食が付き物だなと合点して、なんだかんだで最初は3回くらいトライしたことを思い出したりして、そんなこんなと私個人の青春が結びついているので面白かったのでしょう。
15年前、Eやむの下宿にほぼ引きこもって、でもお腹が空くものだから、とりあえず冷や麦だけ茹でて薬味もなしでよく食べました。それとかコーヒーを煎れるのも面倒臭くて、階下の自販機でジャガーコーヒーなる森永の缶コーヒーを度々飲みました。ヨーデルのケーキをご飯代わりにしたことも何度となく。夕方になると、隣室からサッチモの「what a wonderful world」が聞こえてきたものです。切なさの加速。巣立ち前の若者にありがちな親への複雑な思い。子からの脱皮。Rコーポよ、永遠なれ。。。
そして今は、冷や麦にしても何にしても薬味はたくさん添えて食べる自分が好きです。

今日の晩ご飯:ポークチャップ・きゅうりとカニかまのサラダ・小松菜のゴマ和え・かぼちゃや野菜いろいろの味噌汁・ワカメとニラの卵とじ